2024年度の受賞作品と講評

あしかがプログラミングコンテスト2024受賞作品を実際に触って遊んでみよう。

どんなところが評価されたのかも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

      小・中 作品タイトル
グランプリ プログラミング部門 小学生の部 ワニからにげろ
    中学生の部 魚を捕まえてPTを貯めよう!
  デジタルアート部門 小学生の部 桜いろどる未来的なあしかが
    中学生の部 足利めぐり
  ハートランドデータ特別賞 小学生の部 大好きな父の誕生日!
    中学生の部 弾幕避けゲーム※
スポンサー賞 あしかがフラワーパーク めんだこRUN~水渡し編~
  板橋製作所 何秒走れるかな?ゴミひろいドライブ
  ココ・ファームワイナリー 迷路
  スタイリッシュハウス 小・中 マイクラに足利美術館!?!?
  長谷川農場 野菜大戦争
  深井製作所 足利市市章アスレチックプール
  Blidven(ブリドヴェン) おりひめブロック
  敢闘賞 避けよう

※「弾幕避けゲーム」はPython作品のため、共有していません。 体験してみたい方はお問合せよりご相談ください。

 

グランプリ(プログラミング部門)
小学生の部「ワニからにげろ」

わかりやすいゲーム性でついつい続けたくなってしまいます。ワニの足を動かしたりうさぎの表情を変えたりといった細かい工夫が見えました。
それでいて、プログラムは非常にシンプルで、これを基にもっと色々な仕掛けを追加して楽しくバージョンアップできそうな可能性をもったプログラムです。

 

グランプリ(プログラミング部門)
中学生の部「魚を捕まえてPTを貯めよう」

ソースコード(コマンド)の作り、実際の動きから、作者自身がとても楽しみながら、且つ理解を深めながら作ったんだろうなと感じました。
時間をかければ、もっともっと楽しく、わかりやすいプログラムが書けるようになるという成長性がうかがえる作品および作者で、プログラミングにおける所謂「伸びしろ」が見えて、今後にも期待!ぜひ続けてください。

 

ハートランドデータ特別賞
小学生の部「大好きな父の誕生日」

一見単純そうなプログラムですが、その中身は色々な技術を組み合わせていて、作っている人にもプログラミングの楽しさを感じてもらえたのではないかと思います。コードとしても、録音した声の再生や、scratchのトーク機能を使ったり、バースデーソングを手打ち(1音1音音程と長さを調節して書いている)するなど、音を出す機能をいくつかのバリエーションで実現しているのは、シンプルながらチャレンジングな気持ちを感じる
何より、見た人が笑顔になるという今回の募集テーマに沿った、秀逸な作品です。

 

ハートランドデータ特別賞
中学生の部「弾幕避けゲーム」

5年前くらいからとてもアツい開発言語といわれている「Python」を使った作品です。仕事の場でも実際に使う言語で挑戦してくれたことに、審査に関わったハートランド・データの開発者が沸きました。ぶつかってしまったことをエフェクトや音でプレイヤーに伝えたり、ゲームの開始、終了の画面を切り替えたり、いろいろなバージョンアップが考えられそうでわくわくします。現役開発者たちを笑顔にしてくれたこちらの作品を、ハートランド・データ特別賞としたいと思います。

 

長谷川農場賞
「野菜大戦争」

背景やキャラクターのイラストから、プレイヤーの操作、キャラクターの動きのプログラムまで、たくさんの頑張りが見えました。ステージをたくさん用意して、進むごとに野菜のキャラクターが増えていくことで続けたくなるゲームにしていました。
愛嬌たっぷりの野菜の活躍を、長谷川農場賞といたします。

 

板橋製作所賞
「何秒走れるかな?ゴミひろいドライブ」

車に乗った楽しいドライブゲームの作品が、板橋製作所賞です。
普通なら障害物を避けることを考えがちですが、あえて落ちているものに向かって行って、
ごみを拾うという新しい視点が素晴らしかったです。
拾う動作をプログラミングして、プレイヤーが、ぶつかってしまったと誤解しないように工夫されていました。

 

あしかがフラワーパーク賞
「めんだこRUN〜水渡し編〜」

かわいいめんだこたちだな~と思っていたら雨が降ったり雷が鳴ったり…ステージの変化に、ゲームを盛り上げる工夫が感じられたところが良かったです。
キャラクターと背景の部品、それぞれのプログラムでステージ全体の動きを組み立てています。時々入る不思議なつぶやきが癖になる審査員が続出しました。
海の生き物にも陸の植物にも欠かせない水を一生懸命運ぶこの作品を、あしかがフラワーパーク賞とさせていただきます。

 

深井製作所賞
「足利市市章アスレチックプール」

コードを使って市章の形を作り上げたことに加えて、位置を変えたり、でこぼこの地面に対しても同じものが作れるようにしたところを、プログラミングとして評価したいと思います。
応募の際のコメントで、間違えた箇所を苦労して探したことや、何度も使うプログラムをまとめたりした工夫を伝えてくれました。プロの開発者さながらのチーム開発、共感です。
細やかな工夫が行き届いたこの作品を、深井製作所賞とさせていただきます。

 

ココ・ファーム・ワイナリー賞
「迷路」

フリーハンドならではの線のゆらぎが目の錯覚を起こし、難易度を上げていました。また、動くブロックと背景をうまく組み合わせ、迷路とイライラ棒を掛け合わせたような楽しみ方ができます。
第四ステージの難しさは、大人でも意地になって何度もやってしまう中毒性があり、プレイをしている人も、それを見ている人も楽しめるゲームでした。

 

Blidven賞
「おりひめブロック」

足利要素もあり、整地もして、地面は床にして…さらに神殿もあると、感動も起こるのではないでしょうか。動画内のロケーションも良かったです。
複数のパターンがあり、色もカラフルで遊び心があるのが素敵でした。
座標指定がとっても大変だったと思います。頑張りましたね。

 

敢闘賞
「避けよう」

だんだんと難易度が上がる工夫や、時間のカウント、ダメージのカウント、途中でアイテムを獲得した際の回復などゲームとして成立する要素をきちんと盛り込んだ、とても楽しい作品でした。

 

スタイリッシュハウス賞
「マイクラに足利美術館⁉︎⁉︎」

住宅メーカー「スタイリッシュハウス」さんには、建物を作った作品を賞に選んでいただきました。大きい建物を建造するのは大変だったと思います。ひとつのものを根気よく作り上げるいい経験になりましたね。2025年はもっと大きな建物や広い面積にチャレンジして応募してくれることを期待しています。(事務局)

 

デジタルアート部門 グランプリ
小学生の部「桜いろどる未来的なあしかが」

「あしかが」でいくつも連作を応募してくれていました。応募コメントに「未来の足利」への期待が込められており、未来の足利を担うこどもたちのために開催したこのコンテストにぴったりだなと思い、グランプリとさせていただきました(事務局)

 

デジタルアート部門 グランプリ
中学生の部「足利めぐり」

中学生チームの作品です。彼らの好きなものを集めたというこの作品は、足利市駅、織姫神社、花火、そして2024年以降にその姿を変えてしまう中橋を再現しています。 足利の小中学生向けのコンテストを開催したきっかけのひとつに、「足利では、こんなおもしろいコンテストがあった」「足利のコンテストで評価してもらえてうれしかった」「足利のコンテストで賞をもらったのはいい思い出だ」と、地元へ愛情を抱いてもらうきっかけのひとつになればいいな、という思があり、足利の好きを集めたという彼らの作品はそのテーマに沿ったものであると思います。(事務局)